【東日本編】多種多様なサービスエリア・パーキングエリア
2025/10/21
SA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)は近年、ショッピングモールや遊園地が併設されるなど、休憩利用やおみやげの購入だけではなく、ドライブの目的地としても注目されています。
前編では、SA・PAの進化している一面をご紹介しました。
※前編はこちら!:意外と知らないサービスエリア・パーキングエリア|コラム|情報通信システム協同組合
後編、第1弾となるこちらでは、東日本の特徴的なSA・PAをいくつかピックアップしてご紹介いたします。
【目次】
1. 海老名SA(神奈川県)
2. 砂川SA 砂川ハイウェイオアシス、砂川SA(北海道)
3. 海ほたるPA(千葉県)
4. 川口ハイウェイオアシス(埼玉県)
5. 羽生PA(埼玉県)
海老名SA(神奈川県)
お近くではない方も、一度は聞いたことがあるという人が多いのではないでしょうか。東名高速道路内にあるサービスエリアで、「日本最大級のサービスエリア」とも称され、なんといってもグルメが魅力的です。
何が日本一と称される由来かと言いますと、利用車両台数、レストランやカフェ・コンビニなどの店舗数と売り上げ、更には海老名下りサービスエリアは、休日には1日あたり5.9万人、平日でも3万人が訪れる圧巻の来場者数です。
また、神奈川県唯一のサービスエリアのため、神奈川の特産品、更には地名に由来した“海老”を使用した名物お土産まで並んでいます。
海老名SAでしか食べることのできないグルメが多数あり、中でも、下りには「48時間販売個数世界一」としてギネス世界記録に認定された「海老名メロンパン」、上りには数々の世界大会で1位を受賞したシェフが手掛ける「世界一のアップルパイ」があります。
ちなみに海老名メロンパンは48時間で27,503個も売れたのだとか。1日に13,000個以上売れるメロンパン、とても気になります。
砂川SA 砂川ハイウェイオアシス、砂川SA(北海道)
1991年4月に北海道内初、日本国内でもなんと2番目となるハイウェイオアシスとして北海道こどもの国の敷地内に開業した砂川ハイウェイオアシス。日本最北のSAで、お土産や畑から直送の新鮮野菜を購入することも可能です。
※ハイウェイオアシスに関する詳しい説明は前編にてご紹介しています。
意外と知らないサービスエリア・パーキングエリア|コラム|情報通信システム協同組合
こちらでは、砂川のご当地グルメでもあるポークチャップをはじめ、ラーメンは道産小麦、そばには幌加内町産そば粉をそれぞれ100%使用する、という北海道を満喫できるレストラン、「おあしす」があります。ラムジンギスカン定食や、おあしす特製スープカレーは、北海道旅行で立ち寄った方に特におすすめです。
砂川ハイウェイオアシスと連絡路で繋がっている砂川SAは、砂川ハイウェイオアシスに比べて2時間ほど営業時間が長いことがポイント。少し到着が遅くなってしまっても、フードコートで温かいご飯が食べられます。
砂川SAでの1番人気メニューは豚丼(5枚入り)。甘辛い味付けが魅力です。豚丼(7枚入り)もありますので、がっつり食べたい方はこちらもおすすめです。
※季節などによって営業時間に変動があるため必ずご確認ください。
海ほたるPA(千葉県)
海ほたるは、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京アクアラインの中間地点に、まるで豪華客船のようないでたちで位置するパーキングエリアです。
木更津側展望デッキ4階には、「海ほたる幸せの鐘」があります。実際に鳴らすことができますので、旅の安全祈願や、幸せを願うなど、思いを込めて鳴らす方が多くいらっしゃいます。鐘を鳴らす瞬間に写真や動画撮影するのも旅の思い出になりそうです。
「旅の疲れを癒す」ことをパーキングエリアに求める方に特におすすめしたいのが、4階ノースキャビンにある「足ゆ」です。一面に広がる海を眺めながら、なんと無料で利用することができます。足ふき用のタオルを忘れてしまった方もご安心ください。タオル自販機(1枚200円)もありますので、そちらをご利用ください。
足ゆと同じく無料で楽しめる海ほたるの施設で、「うみめがね~アクアラインシアター~」があります。1989年に建設がスタートし、約9年の歳月を経て1997年12月に開通した東京湾アクアライン。全長およそ15kmに及ぶ高速道路のうち、約10kmが海底トンネル、残り約5kmが海上橋という世界的にも珍しい構造になっています。そんな東京湾アクアラインの建設過程などを5面のスクリーンを使ったダイナミックな映像で楽しむことができます。
海ほたるでは、美味しいグルメも魅力的です。あさりらーめん波市では、「あさりの塩ラーメン」がとても人気。海ほたるの海に面したロケーションをイメージさせるよう、あさりとバラ海苔がトッピングされた一杯。磯の香りと塩味がたまりません。
海ほたるにせっかく訪れたのなら、ここ限定のお土産もゲットしてほしいところ。「ウミナカプラザ」というお土産屋さんで売られているのが、「海ほたるプディングバーム」。千葉県産の牛乳を100%使用したバームクーヘンで海ほたるの1番人気のお土産です。海ほたるで満喫した後はお土産も忘れずチェックしてください。
川口ハイウェイオアシス(埼玉県)
前半でご紹介した砂川SAは、砂川SAと砂川ハイウェイオアシスが連絡通路で繋がる別施設でしたが、川口PAは2022年4月に川口市が運営する「イイナパーク川口」(公園)と連結したことによって首都高初のハイウェイオアシスとして、川口ハイウェイオアシスが誕生いたしました。
川口ハイウェイオアシスは、売店やレストラン、カフェといった商業施設と、屋内遊び場「ASOBooN(アソブーン)」の2つの建物から構成されています。
アソブーンは輸入知育玩具でおなじみ「ボーネルンド」がプロデュースする関東最大級の親子のための遊び場です。子供とお出かけ情報サイト「いこーよ」において2023年埼玉県内総合年間人気ランキング第1位に輝くほどの人気っぷり。0歳から小学生までのお子様と保護者の方のための施設で、ボールプールや大きな滑り台、三輪車サーキットなどがあります。土日祝日は整理券の配布も行われていますので、サイトをよくチェックしてみてください。
沢山遊んでおなかがすいた時も安心、レストランが2店舗とカフェが1店舗あります。特にもつ煮込みは味がしっかり浸み込んでいて、ミニ豚汁もついているため、パワーをつけたい方におすすめです。
埼玉県と言えば!なお土産、草加煎餅ももちろん並んでいます。シンプルな味はもちろん、唐辛子やざらめといった変わり種も取り揃えています。お土産として購入も良し、帰り道に食べるために購入も良し、ぜひお楽しみください。
羽生PA(埼玉県)
池波正太郎作の「鬼平犯科帳」はみなさんご存知でしょうか。長谷川平蔵が江戸の治安を守るために悪党たちを捕まえる様子が描かれた、よく知られた時代小説です。
東北自動車道上り線の羽生PAでは、そんな鬼平犯科帳の世界を覗ける「鬼平江戸処」がコンセプトのテーマ型パーキングエリアとなっています。
レストランなど食事ができる施設もここでは一味違います。鬼平犯科帳で重要な舞台となっている軍鶏鍋屋ですが、これは日本橋人形町で1760年から続く老舗料理店「玉ひで」がモデルだと言われています。
羽生PAにある店舗、軍鶏鍋「五鉄」は玉ひでが監修、鬼平犯科帳で小説に出てくる「五鉄の軍鶏鍋」をイメージし、それをごはんとお新香を付けて定食スタイルで再現した「五鉄しゃも鍋定食」はぜひ食べてほしい一品。寒い時期は特に染みるのではないでしょうか。
また、鬼平犯科帳の短編「掻掘のおけい」では、豊島屋という一本うどんで有名な店が登場いたしますが、その一本うどんが五鉄でも食べられます。埼玉県の名産である深谷ねぎが揚げたものと千切りのものが添えられていて、さらに彩りの良い万能ねぎの計3種類がトッピングされています。新しいねぎ三昧の一本うどんが食べられますよ。
羽生PAのグルメはまだまだすごい!甘味も魅力たっぷりです。1805年創業の老舗「船橋屋」は元祖くず餅の店として有名ですが、羽生PAにて高速道路初出店。カップくず餅は人気の元祖くず餅が持ち運びに便利なカップに入っています。お土産や贈答品としてもおすすめです。
両国広小路の賑わいを再現したショッピングゾーン、「屋台連」もぜひ立ち寄ってほしいところ。老舗の食品やお菓子だけではなく、鬼平にちなんだ銘品や地元のお土産もそろっています。数ある中で最もおすすめなのが、濃厚しっとりチーズケーキです。羽生の工場からそのままお届けしているため、できたてでしっとり。羽生上りPA限定商品のため、訪れた際は要チェックです。
さいごに
ドライブの合間、せっかくなら休憩時間も楽しく過ごして快適に過ごしましょう!
当組合では、法人様 / 個人事業主様向けにお得にご利用いただけるETCカードの発行をしています。
まずは資料請求から、お気軽にお問い合わせください。
今回はSA・PA東日本編として、5つの特徴的なSA・PAをご紹介いたしました。
中日本、西日本編も追って公開予定ですのでおたのしみに!
※本コラムで使用している画像は全てイメージであり、実際に受けられるサービスや食事内容とは異なる場合があります。
予めご了承ください。