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ETCレーンを通過後に車載器がエラーに!?こんなときどうしたらいいの!?

2025/06/09

はじめに

今、この瞬間にETCレーンを通過した後で既に高速道路上なのにもかかわらず、エラー表示が出ていらっしゃる方、対処法はありますので、まずは落ち着いてPAなどに車を一旦停車させましょう。

考えられる原因、どうしたらよいか、などを本コラムではご紹介していきます。

 

その場で確認できること

PAなどで停車ができたら、下記2つはその場でご確認ができることになります。まずはこの2つに当てはまるか確認してみましょう。

カードの読み取り不良

一時的なETCカードの読み取り不良の可能性があります。左側上部についているゴールドのICチップで主に情報を読み取っているため、そこに汚れが付着している場合などは清潔な布でふき取ったのち、再度カードを挿入しましょう。

通過したICで通信障害などが発生していないか調べてみる

先日の大規模なNEXCOのシステム障害などもありましたが、流入したICそのものが通信障害になってしまっている可能性があります。利用したICで通信障害が発生しているかNEXCOのサイトで確認してみましょう。

こちらに該当していた場合は、該当ICを通過した時間や場所をメモに残しておくと、後日対応がスムーズになりますよ。

 

車載器エラーの主な発生状況

車載器エラーの起こる原因は、ほとんどが以下3つのいずれかに分類されます。

車載器の故障

車載器そのものが故障してしまっている、という状況です。車載器の内部故障や経年劣化によるパーツ不調などが考えられます。

 

ETCカードの挿し忘れや有効期限切れ

ETCカードの向きを間違えて挿してしまっている、そもそも挿し忘れてしまっている、ということもままあります。また、カードが曲がってしまっている、ICチップに傷がついてしまっている、端子部分が酸化してしまっている、これらはカードの読み取り不良や通信エラーを引き起こします。

カードの有効期限切れも頻出トラブルのうちの1つです。あわせて確認しましょう。

ETCレーンの通過速度にも注意
時速20㎞以上の速度で通過してしまうと通信が完了する前にレーンを通過してしまうことになるため、エラーとなるケースがあります。

料金所のシステム不具合

ETCゲート側が何らかのシステムトラブルや通信エラーを起こす場合があります。

センサーにて感知をしているため、特に大雨や大雪、霧などで車体やゲート周辺が濡れてしまうと、電波の減衰や遮断が起こりやすくなり、必然的にエラーも起こりやすくなってしまいます。

 

高速道路出口での対応

レーン通過後にエラーが起きた場合、出口は「ETC/一般」or「一般レーン」から出よう

高速道路入り口のレーンを通過中にエラーが出た場合も、通過した後にエラーが出た場合も、必ず一般が含まれるレーンから出ましょう。ETCのみのレーンから出ようとしてバーが上がらなかった場合、後続車との事故の原因になってしまいます。

係員に状況を説明する

どこから何時頃高速道路に乗って、エラーが出てしまいました、など状況を説明しましょう。料金の説明なども係員がいる場合の方が安心かと思いますので、なるべく有人の一般レーンから出るようにしましょう。

 

ETCカードでの精算

ETCカードでの決済は可能

エラー表示が出てしまっても、清算予定だったETCカードでの決済が可能な場合が多いです。

係員に状況を説明の上、カードで支払う旨を伝え、ETCカードを渡すとそのまま決済が可能です。お仕事中で、「会社のカードで払えなかったらどうしよう・・・!」と思っていた方も、まずは支払予定だったカードで決算できるか確認しましょう。

こんなときはどうすべき?

ここまで車載器がエラーになってしまった際の対応の流れをご説明いたしましたが、いくつか例外時の対応もご紹介いたします。

出口がETC専用レーンのみ

一般レーンが含まれるレーンから出ましょう、とお伝えをしましたが、近年ETCレーンのみの出口も増えています。

このような場合は無理に閉じているゲートを突破しようとせず、係員対応のインターホン、もしくはサポートレーンを利用しましょう。

ETC専用レーンであっても、出られないということはありませんのでご安心ください。

 

その場で支払いができない場合

ETCカードがどうしても反応しないうえに手持ちの現金が無い、などどうしてもその場で支払いができない状況もあるかと思います。

その際も係員に事情を説明することで後日清算が可能となります。銀行振込やコンビニ支払いなど、どのように支払うかも含めて説明がありますので、こちらもご安心ください。

 

高速道路を降りた後にすべきこと

結局ETCレーン側の不調ではなかったようだし、何が原因だったかわからない・・・となった場合は次に高速道路を利用する際に同じように困ってしまわないよう、原因究明を行いましょう。

使用したETCカードが磁器不良なのかを調べる

別の車載器に挿してみることが可能な場合はまずそれを試してみましょう。どの車載器に挿しても反応しない/エラーが出る場合はカードの不良の可能性がとても高いです。

また、ICチップで情報を読み取っているため、汚れがついてしまっていないかも改めてよく確認しましょう。

カードが不良になってしまっている場合はカードの再発行が必要になります。カードの裏面に問い合わせ先が記載されていることが多いため、どのような手順で再発行が可能か確認しましょう。

 

車載器が故障していないかを調べる

改めてカードを挿し込んでエラーになるかどうか、別のカードを挿し込んでも同じようにエラーになってしまうのか、カード挿し込み後に反応しているのかどうかを確認しましょう。

車載器が壊れてしまっている場合は買い替えが必要となります。ETC車載器の寿命は一般的に710年とされているため、当てはまる場合は車載器の買い替え時期かもしれません。買い替えた際には忘れずに再セットアップも行いましょう。

▼車載器のセットアップについてはこちら

ETC車載器のセットアップって何?|コラム|情報通信システム協同組合

 

 

エラーが起こらないように事前に対策できること3

高速道路上でなるべくエラーが起こらないように、安心して通行できるように、事前に対策できることを3つお伝えいたします。

カードの確認

先述したことと重複いたしますが、カードの有効期限切れ、挿入方向の誤りはとてもよくあります。使用前に必ず確認しましょう。

特にレンタカー等、普段乗っていない車を利用する際は注意が必要です。

 

カードの取り扱い方

カードが傷つくような扱い方、保存方法は避けましょう。

カードは高温や紫外線に弱いため、特に夏場はカードを挿したまま車を炎天下に駐車していると不良になってしまう可能性がぐんと上がります。

また、日頃財布に入れてカードを管理している方も、その財布をお尻のポケットに入れて座るとカードの破損の原因となりますので、十分注意しましょう。

 

車載器の点検

少しでも接触不良などを感じた場合はすぐに車載器の点検をしてもらいましょう。

車載器はカードの不良よりも気が付くことが難しいかと思いますので、車検やタイヤ交換の際に一緒に点検をしてもらうこともおすすめです。

 

最後に

今回は高速道路上で通信エラーになってしまった場合について対応方法などをご紹介いたしました。

頻出してほしいことではありませんが、実際にはとても珍しいトラブル、ということではないため、事情をきちんと説明すると適切に対応をしてもらうことができます。

エラー表示で焦ってしまい、事故を起こしてしまう、ということが無いように落ち着いて対応をしましょう。

 

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