【中日本編】多種多様なサービスエリア・パーキングエリア
2025/12/01
SA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)は近年、ショッピングモールや遊園地が併設されるなど、休憩利用やおみやげの購入だけではなく、ドライブの目的地としても注目されています。
前編では、SA・PAの進化している一面をご紹介しました。
※前編はこちら!
後編、第2弾となるこちらでは、中日本の特徴的なSA・PAをいくつかピックアップしてご紹介いたします。
※後編第1弾、東日本編はこちら!
目次
4. 富士川SA(静岡県)
5. 浜名湖SA(静岡県)
刈谷ハイウェイオアシス(愛知県)
刈谷ハイウェイオアシスは、刈谷PAと岩ケ池公園からなる施設で、遊具と自然を楽しめることが魅力です。岩ケ池公園は、入場無料で、かつ、メリーゴーランドやゴーカートなどが1回100円、バッテリーカーやレール式乗り物などが1回50円で利用できる破格の遊園地。シンボルマーク的存在の観覧車も600円で乗ることができます。他の遊具と比べるとリッチな価格に感じますが、今の時代観覧車利用に1000円超えも少なくないため、お得なのではないでしょうか。さらに、大型複合遊具や林間遊具は無料で楽しめるため、家族連れに特に大人気で、2024年の来場者数は746万人に上っています。
刈谷ハイウェイオアシスはお子様向けのみの施設ではありません。刈谷市初の天然温泉がありますよ!「天然温泉かきつばた」は2025年10月19日に来場者数1,000万人を突破するほどの人気っぷりです。温泉、岩盤浴、お食事処、さらにはボディケアまで利用可能です。
かきつばたで楽しめる温泉は、愛知県内でも有数の成分を誇る名泉で、乾燥肌や冷え性などに効果的、と言われている「塩化温泉」となっています。地下1,200mから1日約360トンも湧き出ています。男性風呂は巨大な天然石をふんだんに入り組ませた和風露天風呂、女性温泉はリゾート気分が味わえる南国風露天風呂になっています。どちらも天然温泉かけ流し浴槽や、つぼ湯など様々な湯舟が用意されています。
また、お手洗いもただ清潔なだけではありません。「VIP TOILET」が男性用1つ、女性用2つ用意されており、こちらには触らずにトイレを操作できる「空中浮遊リモコン」が用意されています。愛知県にある「株式会社 アイディック3D」という会社が制作しているとのことで、ものづくりに強い愛知らしさを感じることができます。
老若男女問わず楽しみにされている方が多いであろう、フードコートのごはん。26店舗もの店舗数を誇り、メニュー数は600種類を超えます。
中でも人気なのは全国に47店舗構える「ラーメン横綱」の「豚骨しょうゆラーメン」です。無料薬味として、「国産ねぎ入れ放題」「にんにく唐がらし」「生おろしにんにく」の3つが用意されていることも人気のポイント。訪れた際はぜひ召し上がってみてください。
愛知と言えばはずせないおみやげの赤福や、同じく定番おみやげのゆかりも刈谷ハイウェイオアシスで購入可能です。上品なあんこの魅力を感じられる赤福か、塩と海老の風味が感じられるゆかりか・・・他にもおみやげのラインナップは多数ありますので、お好みのものが見つけられることでしょう。
佐久平PA、佐久平ハイウェイオアシス(長野県)
上信越道佐久平PAからエスカレーターでアクセスできる、佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」。車で軽井沢約30分、東京練馬ICから約90分と、都心からアクセス抜群のため、都会の喧騒から離れたいときにぴったりな高原リゾートです。
夏はスリル満点な絶叫スーパースライダーがおすすめです。全長420m、高低差は73mで日本一の高低差を誇ります。ゲレンデの斜面に作られたスライダーという特色も冬はスキーが楽しめるパラダならではです。スタート地点まではサマ―リフト、もしくは徒歩で向かいます。八ヶ岳連峰を一望しながら爽やかな風を感じるサマ―リフトで向かうも良し、軽い運動でハイキング気分を味わえる徒歩で向かうも良し、下りの絶叫スーパースライダーだけではなく、上りも楽しめること間違いなしです。
グリーンシーズンのパラダはキッズランドも魅力的です。国内最大級の15面のトランポリンがあるキッズランドはまさにトランポリン天国。他にも芝そりや丸トランポリン、チュービングでの滑走も可能、そしてもちろん大人も利用OK。自然あふれる中でリフレッシュできます。
車で5分ほどの同敷地内にはキャンプ場もあります。PA(ハイウェイオアシス)はあくまで立ち寄るもの、という概念すら取り払って標高800mから星空が眺められるキャンプ場に宿泊するのはいかがでしょうか。お手洗いは全て洋式で水洗、「手ぶらプラン」で予約の場合は既にサイトにテントとタープまで張ってある状態から楽しめるので、ファミリーもキャンプ初心者も安心して利用できます。
川島PA、川島ハイウェイオアシス(岐阜県)
川島ハイウェイオアシスは、東海北陸自動車道の川島PAとそれに隣接する岐阜県最大級の複合型レジャー公園、オアシスパークからなる施設です。
沢山の楽しみ方ができるオアシスパークですが、その中から2つご紹介いたします。
1つ目は、「大観覧車 オアシスホイール」。家族やカップルだけではなく、愛犬も一緒にご乗車OK!(※いくつか条件があります。ご確認ください。)
木曽川、濃尾平野、金華山まで一望することができる高さ70メートルの贅沢な空中散歩をお楽しみいただけます。
2つ目は、「世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ」です。「木曽三川・長良川の源流から河口までと世界の淡水魚」をテーマとしており、海ではなく川がメインの珍しい水族館です。実際の自然環境を再現している館内展示が特徴的で、それを生かして地域の絶滅危惧種の保全活動も行っています。大人も子供も、楽しく河川について勉強できます。
オアシスパークでの食事は、クレープやBBQ、冬には焚火Caféと魅力が盛り沢山。その中でも岐阜県の有名店、「飛騨牛一頭家 馬喰一代(ばくろいちだい)」の屋台はぜひ立ち寄ってほしいところです。パーキングエリアへの出店は初。牛タン串焼や、飛騨牛メンチカツがそろう中でも一番人気は「飛騨牛丼肉三昧」。柔らかい飛騨牛と炒められた甘い玉ねぎは相性抜群です。S 1,000円、M 1,100円のお値段でボリューム満点です。
せっかく岐阜に立ち寄ったなら岐阜ならではのお土産も見どころかと思います。オアシスパークには「岐阜おみやげ川島店」があり、地元で収穫された旬の果物や岐阜名物を販売しています。特に昭和14年創業のだるま堂の黒豆塩大福餅は必ずゲットしてほしい1品。第23回全国菓子大博覧会にて内閣総理大臣賞を受賞しているその味をぜひ一度ご賞味ください。
富士川SA(静岡県)
静岡県富士市の東名高速道路上にある富士川SAは、上りが「EXPASA富士川」、下りが「富士川サービスエリア」と名前が異なり、更に「EXPASA富士川」は道の駅「富士川楽座」に直結している作りになっていることを、皆様ご存知でしたか。「EXPASA」という名称をなかなか聞き馴染みの無い方も多いかと思いますが、グルメやショッピング施設が充実していて、SAやPAからさらに進化した施設のことを指します。
富士川という地名からも想像できる通り、晴れた日には富士山を間近で眺望できます。富士山を眺めながらの休憩は、よりリラックス効果がありそうです。
道の駅、富士川楽座では、「初心者の方でも気軽に楽しめる宇宙」をテーマに、最大2,000万個の星々を映し出すプラネタリウムが用意されています。季節ごとに上映される番組が変更になるので、何度訪れても楽しめるのではないでしょうか。アニメとのコラボ番組や、世界遺産の紹介など、お気に入りの番組を見つけてみてください。
EXPASA富士川(上り)には「Fuji Sky View」という高さ約60mにもなる大観覧車があります。すべてのゴンドラに観覧車ナビがついており、富士市の観光スポットや富士山のビューポイントを知ることができます。
また、8台のみ「シースルーゴンドラ」があります。床面、座席面までもが透明でまるで空中に浮かんでいるかのような感覚になれます。定員や料金は通常ゴンドラと同じですので、シースルーゴンドラに乗車希望の方は係員さんに申し出ると乗車可能です。
EXPASA富士川(上り)でぜひとも召し上がっていただきたいグルメは、日近商店の「生しらす丼」です。同じく静岡県の由比漁港から直送される、鮮度が命の生しらすと富士の名物である桜えびを一度に味わうことができる「紅白丼」もおすすめ。海鮮系のお土産も充実していますので、ぜひチェックしてみてください。
富士川のお土産と言えば!な「小まんぢゅう」を皆様ご存知でしょうか。大正時代から続く松風堂というお店の商品で、なんと松風堂の商品は小まんぢゅうのみ。お店の自信を感じるこの商品は、売り切れ必至のため、早めのご購入がおすすめ。小豆が好きな方は特にお買い求めいただきたい商品です。
浜名湖SA(静岡)
静岡県浜松市にある上り線と下り線を一体化した集約型の大型SAであるEXPASA浜名湖は、浜名湖を一望できるそのロケーションが最大の魅力です。その開放感あふれるロケーションでは、春夏秋冬折々の自然を臨むことが可能です。
そして、EXPASA浜名湖の最大の特徴はサービスエリアから直接発着する遊覧船があることです。全国でもとても珍しく、初めて導入されたのがEXPASA浜名湖になります。遊覧船「海の湖 船(チャカ)めぐり」は現役漁師のガイドを受けながら巡る約20分のクルーズ。冬期間は運行が無くなってしまうので、訪れる方は運行スケジュールと天気をよくチェックして行ってくださいね。
EXPASA浜名湖では、旅の思い出にもなる静岡の食材をふんだんに使用した絶品グルメを堪能することができます。
特に注目なのは、湖の見えるフード館で食べられる「浜名湖そだちのトンテキ定食」です。「浜名湖そだち」は地元浜松の「とんきい牧場」のブランド豚。こだわりの低温調理で柔らかくてジューシー、香ばしいタレの風味と肉本来のうまみを味わってみてください。
帰りにぜひチェックしてほしいのが浜名湖サービスエリア限定のお土産!それは、「みかんはちみつのスイートポテト」。単品売りも箱売り(4個入り)もあるのが自分用としても、お渡し用としても購入できてうれしいですね。なめらかなくちどけを体感してください。
さいごに
ドライブがもっと楽しくなる!?サービスエリアのご紹介をいたしました。
当組合では、法人様 / 個人事業主様向けにお得にご利用いただけるETCカードを発行しております。
まずは資料請求からお気軽にお問い合わせください。
今回はSA・PA中日本編として、5つの特徴的なSA・PAをご紹介いたしました。
前回ご紹介した東日本編はこちらをご覧ください。
西日本編も追って公開予定ですので、おたのしみに!
※本コラムで使用している画像は全てイメージであり、実際に受けられるサービスや食事内容とは異なる場合があります。予めご了承ください。









